もともと、生まれつき腎臓が弱くて、幼いころから人並み以上の食事や生活習慣に気を配る必要があったのに、本来のポジティブな性格が災いして腎不全になってしまいました。
そんな私は、同じように腎不全の病気と闘っている人のブログを見て、「もう少し人生を頑張ってみよう」と前向きになることができるようになったのです。
病気だからと言ってあきらめるのではなくて、普通の人と同じように幸せになりたいと今現在は感じています。
適当に過ごしていた代償
体がだるくて仕方がなくて病院で診察を受けた際に血液検査をしました。
診断の結果数値が悪いところがあり「このままだと腎不全になる可能性もあるから食生活に気をつけなさい」と医師から言われていました。
しかし、若くて考えが浅はかだった私は医師の助言に耳を傾けることはなく、喫煙や飲酒、暴飲暴食を繰り返していました。
好きだったイクラやたらこなど塩分の多い食事やラーメンや揚げ物などの高たんぱくで高カロリーの食事の摂取も控えることなく、好きなものを好きなだけ食べて深夜まで遊ぶという堕落した生活をしていたのです。
それがその後に大きな代償を払うことも知らずに、ただ、何も考えずに毎日を過ごしていました。
そんな生活を一年ぐらいしたある日、またもや体調が悪い日が続いて病院で診察してもらうと「腎不全」になっていることが分かったのです。
さすがにこの時は自分でもショックを受けました。
腎不全は悪化してしまうと透析治療なども行わなければならないような厄介な病であることは知っていたからです。
勇気をもらいました
「もしかしたら透析治療をしなければいけないかもしれない」と思うと怖くなり落ち込む日々が続きました。
そんな中、友人があるブログを紹介してくれたのです。
それは私のように若くして腎不全を患っている女の子の手記で、ひたむきに治療に励む姿に感動を覚えました。
私は、自分の不摂生が原因で悪化させていたにもかかわらず、運の悪さを責めるばかりでした。
しかし、その女の子は病気を受け入れながらも前向きに生きようと毎日頑張っているのです。
彼女の手記を読んでいると「あきらめてはいけない」と自分まで勇気が湧いてきました。
「この世の中には生きられない人もいる。たとえ病気だとしても生きていることができるだけで幸せだ」と感じることもできるようになり、今の自分ができること、挑戦していきたいものを実践していくことに決めました。
堕落していた生活も見直し、社会のため、自分のためになることを何でもよいからやってみようと歩き出すことができたのです。